「デザイン」の勉強、どうやってする?
グラフィックデザインを独学する時、一番難しいのは「デザイン力の習得」なのではないでしょうか。
illustratorやphotoshopなどのデザインソフトの操作は、PCが好きなら本を読んだりググったりすれば独学でも誰でも習得できます。
しかし、ソフトを習得して、モノを作ろうとするときにやはり必要になってくるのはやはりデザインする力。
独学で在宅グラフィックデザイナーとして起業したshiroですが、学校に通ったことはもちろん、デザインの勉強なんて全くしたことがなかったので、独学でどうやってデザインの勉強をしたらいいのか、全くわかりませんでした。
PCとにらめっこしながら何時間も悩んで悩んで、なかなか仕上げられない、ということも…
「自分がいいと思うもの」「クライアントに良いと思ってもらえるもの」「訴求力が高いもの」を作るために、たどり着いたデザインの学習方法をまとめてみました。
まずはデザインの基本を知る
デザインについては何もわからない手探り状態だったころにこの本をまず読みました。
ある程度経験を積んでからでも、基本を思い出すために時々読み返してみることをおすすめします。
伝わるデザインの基本
伝わるデザインの基本 増補改訂版 よい資料を作るためのレイアウトのルール
非デザイナー向けのデザインの本なのですが、まさに今、非デザイナーからデザイナーになろうとしている人にぴったり!
初歩の初歩、本当に基本的な部分が載っているので、一番最初にまず読みたい本です。
「好きなデザイン」を集めてみる
スクラップブックを作る
身の回りの、好きだなと思うデザインのパッケージや、街中の看板、雑誌の1ページ。
そういったものを写真に撮ったり、切り抜いたりして、たくさん集めます。
そしてそれらを眺めて、こんなデザインを作りたい、というやる気を高めます。
ちなみに、携帯に画像を保存したりアプリを利用する方法もありますが、作る作業がPCなので、shiroはスクラップブックはアナログ(紙)を愛用しています。
制作に行き詰った時はだいたい目も脳も疲れています。
そういったときに少し画面から目を離して、スクラップブックを見て良いものや好きなデザインを見る時間は気持ちを切り替えるのにも役立ちます。
お気に入りのスクラップブックに集めれば、眺めているだけでやる気もアップします。
pinterestで画像検索
アプリを使うなら、pinterestがおすすめです。
pinterest(ピンタレスト)は画像をブックマークとして集めるツールです。
デザイン系の画像がインスタやgoogleなどに比べて探しやすいです。
例えば「チラシ」などで検索してもおしゃれなデザインがたくさん出てくるので参考になります。
気に入ったデザインをpinして集めておくのに便利です。
デザインの「引き出し」をたくさんつくる
パソコンの前に座って、実際に何かを作ろうと思ったときに必要なのはデザインの「引き出し」がどれだけあるかだと思います。
「引き出し」がたくさんあれば、作るものの見ばえがどうやったら良くなるのか、色々やってみることができるからです。
例)文字を強調する場合
・影をつける
・背景色をつける
・文字の周りに線を追加する
・丸で囲む
・文字を斜めにする…
などなど、やりかたをたくさん知っている=「引き出し」が多いと、色々な提案をすることができる
デザインを学んだことのない人がその引き出しをたくさん作るためには、とにかく身の回りにある色々なデザインを「見る」ことに限ると思います。
日常的に使っているもの、例えば牛乳パックやお菓子の袋でも、全て消費者に買ってもらえるように、プロによるデザインが施されていますよね。
今までなんとなくぼんやりとしか見ていなかったそれらのデザインを、しっかりと見て分析してみます。
「この文字、自然な感じで薄く影がついてるな…」
「ここは丸を使ってあって、ここは線がひいてあるからまとまって見えるんだな」
shiroはご飯を食べながら、バスに乗りながら、周りにある広告や看板やパッケージや、ありとあらゆるデザインの色合いや文字、モチーフの使い方をとにかくよく見ました。
※最近出会った本ですが、デザインの引き出しを増やすのにうってつけの本がありました!
あるあるデザイン〈言葉で覚えて誰でもできるレイアウトフレーズ集〉
「あるある」なのでよくあるデザインではあるのですが、おしゃれなデザインがたくさん。
行き詰ったときにおすすめです。
デザインの作り方を知る
基本がわかって引き出しも増えてきたら、
今から作るデザインは誰に向けて作るのか、何を伝えたいのか?
そんなことからしっかりと考えてデザインしていきたいもの。
なるほどデザイン
こちらは、考え方の整理をして、意味のあるデザインを作れるようになる本。
ぜひ一読をおすすめします。
センスはなくても、努力次第。
グラフィックデザインを独学する中で、センスがない、というのが悩みでしたが、引き出しを多くすることと、デザインが美しく見え訴求力が上がる定義を理解すれば、センスはあまり関係なかったかも、と思います。
もちろん持って生まれたセンスがあればそれに越したことはないですが、センスがなくても、デザインの本をたくさん読んで勉強したり、自分が良いと思うデザインをたくさん見ることで自分の中にたくさんデータを蓄積させて、それを自分のデザインに活かすことで、腕を上げていくことは可能です!
こんにちは!30歳主婦、3歳と1歳の子供たちと毎日てんやわんやに過ごしながらデザインの勉強を諦め切れない中こちらのブログに出会いました。遅すぎる、なんてことはないんだな!と読んでて励みになり、生まれて初めてブログにコメントしてみました!(私も現在東京におりますが実家が江別にあります*)
とりあえず悩んでても時間はすぎるのでphotoshop再インストールしようと思います!質問なんですがphotoshopを主にグラフィックデザインを組まれてるかたをよくお見かけするのですがイラレも必要ですか??(そんな初歩的な質問をすみません・・・)金額的にまずはフォトショを使いこなせるようになれたらなぁと・・・
コメントありがとうございます^^
ご実家江別なんですね。私は札幌なのでお隣ですね!
ご質問についてですが、どのようなデザインがやりたいかによって決められてもいいかもしれません。
webデザインをメインにやりたいのであればphotoshopだけでも大丈夫かもしれませんが、印刷物のデザインもやりたい、ということであればillustratorも並行して勉強された方が良いように思いますよ。
印刷物の入稿はpsdやpdfでも可能ですが、aiで入稿してほしい、というクライアントさんもおりますし、ロゴデザインなどはillustratorでのベクターデータが必須になってきます。
どちらにせよ、イラレとフォトショどちらも使える、というのが理想的ではありますね。。
諦めず勉強頑張ってくださいね!
またいつでもご質問お待ちしてます(*^-^*)